グルベローヴァ(S) モーツァルト, ドビュッシー, ヴォルフ 歌曲集 (CSCR8309)
曲目・演奏者
●モーツァルト:
[1] ルイーゼが不実な恋人の手紙を焼いた時 K.520, [2] すみれ K.476
[3] 魔法使い K.472, [4] 小鳥たちよ 毎年 K.307, [5] さびしい森を K.308
●ドビュッシー:
[6] パントマイム, [7] 月の光, [8] ピエロ, [9] 現れ
●ヴォルフ:
[10] 庭師, [11] 4月の黄色い蝶, [12] ねずみとりのおまじない
[13] 葦の根の水の精, [14] 妖精のうた, [15] こうのとりの使い
[16] 春だ, [17] 狩人の歌, [18] 旅路, [19] 乙女の初恋の歌
■エディタ・グルベローヴァ(S) フリードリヒ・ハイダー(p)
ディスク・データ
CD// 国内盤 {DDD} CS−CBSソニー*CSCR 8309
発売:90年/定価:2600円/録音:記載なし/収録時間:42分
△歌詞対訳掲載
コンディション
◇ディスク:A-〜B+/ 小キズ, 点キズ少しあり / 外縁部分的に小線キズあり
◇ブックレット:A-〜B+/ 小シワ少しあり(強め含む) / 白地部分に変色あり(軽め)
◇プラケース:B+〜B ◇バック・インレイに軽い変色あり ◇オビなし
録音データ・その他
☆ウィーン・オーストロフォン・スタジオにおける録音。なぜか録音時期の記載がありませんが、1984〜85年頃でしょう。(P) マルゴルツァータ・クラゴーラ、(E) オズワルド・グリッチュ,アルフレート・シットラー。
ー[1-3, 10-19]ドイツ語、[4-9]フランス語歌唱。ヴォルフは [12]のみ「女声のための6つの歌」の曲で、その他はメーリケ歌曲集より。
−グルベローヴァの世界的な人気に火が付き始めた頃の録音で、当時 DG, ORFEO, EMI でもソロ・アルバムを作っていました。彼女のCBS (SONY) 録音はいくつか残されていますが、当アルバムは 1984年 ウィンストン・マルサリス(tp) のバロック作品集への参加 (3曲) に続くもの。この後 1988年 ハイダー指揮でオペラ・アリア集を録音しました。
−当アルバム、後年よりも軽い声がいかにも初々しい。かわいい内容の曲、メルヘン的な曲を中心として、若くて軽い声、高い声の魅力を充分に聞かせるという珍しい歌曲集になっています。ディクションの明快さに欠けるのではないか、特にフランス人は歌詞がはっきりと分かりにくいのではないかという疑問は感じますが、もとより歌詞を聞いて内容を把握するわけではない極東の音楽ファンとしては、ハイ・ソプラノの理想的な響きによる貴重な歌曲集を充分堪能したいところです。−それにしても [11]はなんと素晴らしい曲でしょう。かわいくてはかない。ヴォルフの才能がいかんなく発揮された小さな名曲です。
ー一方 ハイダーが若く 才気を感じる伴奏を付けているのも印象的。ジャケ写を見るとピアノはベーゼンドルファーですが、深々と響くのではない、軽く古雅な響きのするピアノを使用しているというのも軽い声、軽い歌であることを考えてのことでしょう。ところでジャケ写のハイダーは少年のようですが、当時23歳頃。ハイダー初の録音でしょう。グルベローヴァとハイダーはこの頃から約20年 長いパートナー関係 (事実婚) を築き、ピアノ奏者、指揮者として多くの共演を重ねることとなりますくこととなります。ちなみにグルベローヴァは1983年頃 チェコの作曲家と離婚したとのことです。
−1986年 初出の 32DC 821 の再発盤。その後 国内盤での発売はないようです (2026年10月現在)。
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