パッヘルベル，エイヴィソン，ハイドン 他　ピノック＝EC （ARCHIV）

曲目・演奏者

●[1] パッヘルベル：カノンとジーグ (3vn, BC)
[2] ヴィヴァルディ：シンフォニア ト長調 RV.149
[3] アルビノーニ：5声の協奏曲 ニ短調 Op.9-2 (ob, 弦楽, BC)
[4] パーセル：シャコンヌ ト短調
[5] ヘンデル：｢シバの女王の入城」(｢ソロモン｣ より)
[6] エイヴィソン：合奏協奏曲第9番ハ長調/イ短調 (D. スカルラッティ：チェンバロのための練習曲集による)
[7] ハイドン：ピアノ (チェンバロ) 協奏曲ニ長調 Hob.XVIII:11

■トレヴァー・ピノック(指揮, cemb)　イングリッシュ コンサート　[3]デイヴィッド・ライシェンバーグ(ob)　[6]サイモン・スタンデイジ，エリザベス・ウィルコック(vn)　アントニー・プリース(vc)　(古楽器使用)

ディスク・データ

CD// 海外盤 {DDD} ARCHIV＊415 518-2
　発売：86年／録音：1984, 85年／収録時間：65分
△ディスク＝ディスク＝Made in W. Germany by PolyGram (ディスク中心部の刻印なし)
△プラケース＝ハード・タイプ

コンディション

◇ディスク：B+/スリキズ部分的にあり(少なめ / 小さな強め部分含む) / 内縁にスリキズあり(強め) // レーベル面に小キズ1ヶ所あり
◇ブックレット：B〜B-/ シワ部分的にあり(強め) / 小口側端にツメ咬み痕あり / 裏表紙背側上角に傷み(破れ)あり (3つめの画像参照), 内部にも少し影響あり / 白地部分に変色あり(軽め)
◇プラケース：B

録音データ・その他

☆[1]1985. 1 アビー ロード スタジオ，[2]1984. 3, 1985. 1 ヘンリー・ウッド ホール (以上ロンドン) における録音。(P) ゲルト・プレープシュ，(E) ハンス- ペーター・シュヴァイクマン。
−昔ながらのバロック名曲集とは一味もふた味も違ったラインナップ。パーセル、ヘンデル、エイヴィソンとイギリスの作品を取り上げており、またバロック時代ではないハイドンのチャーミングなピアノ協奏曲を持ってくるなど、ピノックの思い入れが反映されたものとなっています。それにしても古楽臭のない透明感を感じるスッキリとした美しいテクスチュアに今さらながら驚かされます。そしてリズム感のよさ、小気味よさ。スカッと爽やかな演奏です。ピリオド演奏とはいえどもその度合いは非常にライト。それだからこそ ピリオド演奏は幅広いファンの獲得をできたわけです。今では偽物として落ちぶれたわけではなく、ひとつの行き方として、個性として、今も大変楽しめる演奏であることに変わりはないでしょう。
−各曲での独唱者、あるいは編成掲載。[2,4]では弦が6-6-3-2-1と比較的大きな編成です。一方 [1]はもちろんムード音楽的に編曲されたものではなく、原曲の編成 3vnとBC (vc, cemb) による演奏です。
−ちなみに国内タイトルは「パッヘルベルのカノン / ピノック プロムナード・コンサート」でした。