ストラヴィンスキー:春の祭典,交響曲2曲,エディプス王 他 クラフト=OSL 他 (MUSICMASTERS・2CD)
曲目・演奏者
●ストラヴィンスキー:
[1] 3楽章の交響曲
[2] 新しい歌劇場のためのファンファーレ
[3] 3つのトランペットのためのファンファーレ
[4]「エディプス王」(オペラ・オラトリオ) §
[5]「ミューズを率いるアポロ」より パ ド ドゥ
[6] レクィエム カンティクルズ (レクィエム頌歌集)
[7] 詩編交響曲
[8]「春の祭典」
■[1,4-8]ロバート・クラフト指揮 セイント ルーカスo [4,6,7]ニュー ヨーク コラール ソサエティ(cho) [4]ポール・ニューマン(Na) ジョン・ハンフリー(T:エディプス王) ウェンディ・ホワイト(MS:ヨカスタ) ジョン・オステンドーフ(Br:クレオン) ジョン・チーク(Bs:ティレシアス) 他
[2,3]クリス・ゲッカー,カール・アルバッハ,スーザン・ラドクリフ(tp) ([2]はゲッカーとアルバッハか?)
ディスク・データ
CD// 海外盤 {DDD} MUSICMASTERS*67078-2 (2枚組)
 発売:91年/録音:データん記載なし/収録時間:67+65分
△[4,6,7]羅語詞・英訳掲載
△バック・インレイに Made in the USA と記載 / ディスク中心部に MFD BY JVC の刻印あり
コンディション
◇ディスク:1)B/ スリキズ部分的にあり(強い線キズ含む*動作確認済),2)B+/ スリキズ少しあり(横方向・長め)*動作確認済 / 外縁にスリキズあり(小さめ / 強め含む)
◇ブックレット:A-〜B+/ 小シワ少しあり(強め) / 白地部分に変色あり(軽め)
◇プラケース:B+
録音データ・その他
☆録音データなしのディジタル録音。1990年頃なのでしょう。
ークラフトはニューヨーク州キングストン生まれのアメリカの指揮者, 音楽評論家 (1923- 2015)。 ジュリアード音楽院とバークシャー音楽センターで学び、ピエール・モントゥーに指揮を学びました。1947年 NYで現代音楽を演奏する室内芸術協会を指揮して指揮者デビュー。同年夏に 管楽器のための交響曲を演奏しようとしましたが、楽譜が入手できなかったため ストラヴィンスキーに連絡したところ、ストラヴィンスキーは 管楽器のための交響曲の新しい版を作るなどして便宜を図ったとのことです。1948年以降はハリウッドのストラヴィンスキーのもとで、自筆楽譜の整理や「放蕩児の遍歴」作曲の助手などをつとめ、その後もストラヴィンスキー夫妻が没するまで公私両面で支え続けました。−1950年から18年間に渡って LAで現代音楽と古楽の室内楽を指揮をつとめるとともに、ストラヴィンスキー:「トレニ」のアメリカ初演 (1959)、ベルクの「ルル」のアメリカ初演 (1963)、ヴァレーズ:「ノクターナル」の世界初演 (1961) などを指揮するなどしました。高齢になっても 新ストラヴィンスキー全集、シェーンベルク全集、ウェーベルン全集、ベルク選集の録音をおこないましたが、2015年11月 92歳で亡くなり、ストラヴィンスキーの眠るヴェネツィアのサン ミケーレ島に埋葬されたとのことです。
ーMUSICMASTERS は1981年設立のアメリカのレーベル。クラフトによるストラヴィンスキー全集「ザ コンポーザー」の第1集です。どういうコンセプトで選曲されているのかはよくわかりませんが、聞くことの少ない作品が興味深い。[6] レクイエム カンティクルズは1966年、歌曲「ふくろうと猫」とともに、ストラヴィンスキーが作った最後の作品。歌詞はレクィエムからの抜粋です。5年後のストラヴィンスキー本人の埋葬の日にも演奏されたとのこと。大仰な宗教曲の正反対。気の利いたメロディはなく、感傷が入り込む余地のない、原始の祈りを感じさせるような作風がユニークです。
−クラフトは現代音楽の専門家らしい情緒を廃したドライな指揮ぶり。ストラヴィンスキー自身の指揮に似ているとも感じられ、「春の祭典」もこれがストラヴィンスキーが思い描いていたスタイルかという説得力を感じました。終盤の白熱がいい。
ーブックレット内にはストラヴィンスキーとの親密さをうかがわせる写真や資料が数点掲載されています。
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